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演劇用語

衣装合わせ【いしょうあわせ】

本番での衣装(衣裳)を決めるため、稽古の合間をぬって行われる「衣装合わせ」。
簡単に衣装を決めるだけ、と思われるかもしれませんが
これが結構時間がかかり、大変で、そして面白いものです。

テレビ・映画・舞台・etc…ほとんどの芸能で「衣裳合わせ」は存在します。
そして、多くの「衣装合わせ」で様々なバトルが繰り広げられています。

基本的に俳優は、どんな役であっても良く見られたいものですよね。
しかし、演出家には演出上の意図がありますし、
衣装屋さんには、持っている(貸し出せる)衣装に限度があります。
また、プロデューサーには予算の制限があるなど、
それぞれのいろいろな思惑の中、戦いが繰り広げられていたりするのです。

また、俳優(特に女優さん)が提出したプロフィールに嘘(見栄)があって、
資料を基に持ってきた衣装が着られないなんてことも(笑)
想像すると面白いですね。

ただ、若手の(経験の浅い)俳優にはかなりシビアなものです。
例えば、初めての大きな舞台が時代劇だったとします。
「衣装合わせ」に行くと、着物をポンと渡されます。
衣装屋さんによりますが、基本的に着方を教えてはもらえません。
それは着物に限らず同じことで、
例えば背広を一着渡されたとしても、昭和初期なのか近年なのかによって、
ネクタイの締め方一つから変わってきますので、
着方が解らず恥をかいてしまう・・・なんてこともあるのです(怖)

また、その役の性格や人柄によって、着こなし方もずいぶん変わってくるものですよね。
役を掴むことは、こうした衣裳の点からも重要なことですし、
俳優が普段から、日本舞踊などを習ったり、着付け教室に通ったり、
時代考証を探るために図書館にこもったりするのには、
こんな所にも一つの理由があるのですね。