演劇用語

挨拶【あいさつ】

「おはようございます」「こんばんわ」「お元気ですか」etc…
日常の中に多々ある「挨拶」ですが、
芸能の世界では、時間が不規則な点が主な理由で、
仕事の始まりは「おはようございます」
仕事終わりは「お疲れ様でした」と、時間に関わらず使われています。

さてさて、この「挨拶」
なんと芸能の世界から一般的になっていった言葉なのです。

挨は「迫る・押す」、拶は「切りこむ・押し込む」という意味なのですが、
語源は「一挨一拶(いちあいいっさつ)」という禅宗の問答を指す言葉で、
相手の心を探る真剣な様子を指す言葉です。
その真剣なやりとりが、
芸能の世界で師匠と弟子のやりとりに使われていました。

相手を探り、深きを求める真剣な様子を表していた言葉が、
後に一般的な受け答えも表すようになったのですね。