演劇用語

一ベル・二ベル【いちべる・にべる】

別欄で「客入れ客出し」という言葉を取り上げていますが、
「客入れ」、つまりお客様に劇場へ入場してもらうときには、
多くの場合ベルや鐘、ブザーの音を鳴らして開演を知らせます。
そして、通常開演の5分前に鳴らすベルを「1ベル」、
開演直前に鳴るベルを「2ベル」もしくは「本ベル」と言います。

1ベルは、ロビーやトイレなどにいるお客様に、
早く客席に着いてもらうために流されるものです。
けれども、1ベルを聞いてから席につき、
手荷物を置いたり上着を脱いだり携帯電話の電源を切ったりしていると、
2ベルが鳴ってもガサゴソしてしまい、
周りの人に迷惑をかけてしまうことも予想されますので、
できれば1ベルは座席に着いて聞くくらいにしたいものですね。

一方、公演が終わった後の「客だし」のときは
ベルなどではなく、音楽(BGM)を使うことが多いようです。
このベルやBGMは、演劇の公演に限らず
コンサートや映画などでも同様のことが多いですから、
どこでどんな音が使われているか、比べてみるのも面白そうですね。