ユヅキ小劇場

2022年03月

先日知り合いから質問があったのでそれについてちょこっとツイートした。


これに対してちょこっと意見?私見が寄せられたので、これはいい機会だと考えてみた。

内容としてはザックリ書くと

①みんなやってるけど特に問題になっていない

②柔軟な思考でやらないと表現が萎縮してつまらないものになる

③めんどくさい人ですね

まとめるとこんな感じ。

実際はもっと簡潔というか薄汚いというか、、、

言葉選びって大事だなぁと。


それは置いといて、まあ言っていることは何となく理解はできるし、実際こういう感覚の人も多いんじゃないかな。

で、まず最初に確認しておきたいのが、自分の言っている内容は

発信・配信する人

であった上で更に

演劇、表現をやる側の人

からの質問に対しての見解だということ。

巷に溢れるツイキャスなどのライブ配信アプリで配信している人全般に対してではなく、同業と括れる表現を生業にしている人に向けてというお話。

もちろん権利や著作権全般が非常に解りづらいのは自分もずっと実感しているし、それおかしくね?と感じることもある。

しかしそれを無視して著作権物を使って

これは自分の表現だ!

とやるのはしんどいと個人的に思う。

極論で語れない問題だから難しいんだけどね。

自分も旗揚げ公演の時はカツカツの予算の中、公演終了後に申請が必要だと知って慌ててJASRACさんに連絡したら淡々と事務処理され、金額を聞いて

「マジかよ、、、」

と呟いた記憶がある。

もうちょっと払っても納得できるような仕組みや応対をして欲しいなぁとは今でも思う。

感覚的には税金みたいなもんなのかな。


さてまたもや関係ない話になりそうなので話を戻そう。

とりあえず寄せられた意見に対する回答みたいなものを簡単に。


①みんなやってるけど特に問題になっていない

⇒問題になっていないのではなく、単に追いきれていないだけかと思います。
高確率のたまたま みたいな。

なので別に見つからなきゃいい、問題にならなきゃいいというのであればそれで良いのではと考えます。


②柔軟な思考でやらないと表現がつまらないものになる

⇒柔軟な思考が自身にとって都合のいい思考に刷り変わってないかがまず一つ。

もう一つは表現が面白いかつまらないかはそんなもんでは決まらないのと、制約の中でどう創るかも柔軟な思考だと考えています。


③めんどくさい人ですね

⇒そうなのよ。でも安心してください。自分が興味あるか好きな人以外にはこっちから関わらないので大丈夫。
一緒にモノ作りたいとも思わないしね。
お互いほっておきましょう。


こんな感じかな。


あ。

あとは包括契約の罠話。

包括契約してるから何でもOKではないよというのが肝。

例えば楽曲は使っていいけど演奏はダメとかもある。

配信サイトさんがJASRACと包括契約していても、JOYSOUNDと契約してなかったらJOYSOUNDが作成・権利を持っているカラオケ音源は別途許可がいるよーみたいな。

そういう面倒なことを考えると知り合いには
カラオケボックス配信は止めなさいとなるのよ。

もしくはヘッドフォンして配信にのせるのはアカペラとかね。


それもまた自由な表現の思考か。

自分が元々カラオケ行かない人だからそう思うのか、、、

今日は寒いね。

温かい気持ちで皆さん過ごしましょうね。

ではではまた。










本番が終わってすぐに本番やら何やら。

ゆっくり振り返ることも出来ないぞ。

どうもユヅキです。


そんなわけで久しぶりの出演舞台が終わりました。

無事に、、、とは付けられない程度には色々とありましたよ。

ええ。色々と。。。

一つずつ振り返っていきたいところですが、そこまで時間も取れない現状、取り急ぎ書けるだけ書きたいと思います。


まずは観に来て頂きましたお客様、本当にありがとうございました。

この御時世ですのでお客様にも事情や思うところなど多々あったと察しますが、それでも沢山の方に来て頂けたようで感謝しかありません。

また自身の無茶な勧誘に乗っかり観に来てくれた友人や知り合い、そしてわたしを応援して観に来てくれた方々にも重ねてお礼を言います。

ホントにありがとう。


と、キレイな感じで綴っていくのが定番なんですが、それもどうなんだということでここからは今回の公演にあたって起きた出来事や個人的感想をザックリ書こうと思う。



・頭が取れたのよ

観てくれた方はわかるんだけど、今回はユヅキそのまんまで出演していました。
つまりウィッグにメガネにマスクとフル装備ユヅキ。

ユヅキ


役者は顔を見せてナンボという風潮からするとけしからんのだけど、久賀さんの広い心によりOK。

役柄的に筋は通るキャラだったので良かったけど、違うキャラだったらおそらくダメだったなぁ。

で。

初日の昼公演中に

頭 が 取 れ ま し た 。

ええ。

もう見事にスポーン!と。

アクションシーンメインで出てくるユヅキ。

当然激しく動くこともあるわけで。

クルッと一回転するとこがあるんだけど、足を踏み切った瞬間

「あ。取れる。」

と直感した通りに思いっきり取れました。

だめですよ。

これは笑い話でもなんでもなく、タダのダメな話。

なぜ書いたかというと、これに今の自分の演者としての意識や技量すべてが象徴されていると思うからです。

本来ならあってはならないこと。

それを起こさないためにあらゆることを想定しておくのが当たり前の中、それを怠ったこと。

音響や脚本の時なら当たり前にやっておく保険みたいなものをやっていなかった。

何回飛んでも取れないから大丈夫。

ではなく

万が一取れたらどうするか?

を思考しておくのが仕事のうち。

それを想像せずに準備しなかったところに自身の演者としての意識や覚悟の薄さが見て取れる。

これは堪えたなぁ。

お客様、そして共演者、関係者の方に申し訳ないです。



・殺陣要員としてヤバいぞ

今回は「アクション出来ますよね?」から始まったオファー出演。

もちろん「出来ます!」とは言えず、やってはいました程度のお返事をしていたんだけど、それでも請けたからにはちゃんとやらなきゃいけないわけで。

アルカディアさんというプロのアクションチームの方々がいる中で果たして大丈夫かと思いつつの参加。

端から見てどうとかは置いといて、自分的には

「こんなに動けないもんか」

というのが素直な実感。

元々動けてるわけではないけども、それでも自身の感覚として感じるものが全然違う。

殺気だ殺意だ感情だと言う前に殺陣として成立しない程度の動き。

これもまた堪えたなぁ。

本番を観た殺陣師あやいちには散々な言われようでした。

うるせー!

わかってんだよ!


・着替えが大変

今回は作中に二回着替えがあるんだけど、別に焦るほどの物量でもない。

ダンスに出ている女の子たちに比べたら正に屁でもない程度。

にもかかわらず焦る焦る!

この曲が始まるまでには!

この台詞が終わるまでには!

靴下どこいった!

頭着けなきゃ!

もうインナーなくてよくね!

みたいなワチャワチャ具合。

これもまあ準備不足なのよね。



・シングルキャストをなめていた

今回は出演者総勢30名弱のダブルキャスト制。

根拠もなく自分もダブルだろうと考えていて、

「1日1ステージならまあ鈍った身体でもイケルだろ」

なんて余裕をかましていたら普通にシングルでした

とはいえ全力全開テンションマックス2時間ぶっ通しのPaddock(自分のユニット)芝居を考えればまあまあ、、、



し ん ど か っ た 。



限界まではいかなくともマジでなかなかキツかった。

殺陣の手数も出番自体も大してないのにえらい疲れよう。

友達は一様に

「歳をなめるなよ?」

と言うのだがその通りなのか?

年齢のせいなのか?

怠慢のせいではないのか?

どちらもでしょうね。

日々の積み重ねが大事だと痛感するわ。



とまあ、挙げればきりがない程には反省点の多かった今回。

とある奴に尋かれた質問。

「で、お前はやって良かったのか?」

うん。やって良かったよ。

ここ何年か色々とあって何ともいえないグズグズの内面を抱えて生きていた。

いや、生きているとも胸を張れないそんな日々。

今回久しぶりに演者として板の上に立ったからといって何かが劇的に変わるわけでもないし、一回舞台に出演した、それだけの話。

でも個人的にはほんの少しだけ。

ほんの少しだけ前を向ける、そんなきっかけを感じることができた。


これを糧になんてありきたりの言葉は出て来ないけども。

それでもまだ生きていける、生きていこうと思える感覚にはなったかな。

あとはそうね。

楽しかったよ。

自分で作品を作る時とは違う感じ。

うん。

なんか楽しかったな。

役者の自己満足なんてよく聞く言葉。

それもまた。

今の自分には必要だったんだなと。

そう思うよ。


振り返りだから楽しくキレイに飾った文章にしたかったけどダメだったわ。

読んでくれたそこの貴方、どうもありがとう。


そして


・今回の機会を与えて下さった久賀さん

・いつも元気に見えてたまに目は笑ってない千晶さん

・チャンスを生かしてくれなかった寿枝

・相変わらず美人だけど面白い宿輪さん

・イケメン長身、さわやかっぽい筒井さん

・うるさいけどやることはきっちり実は真面目タイプの阿部さん

・結構モテそうな岩本さん

・どうもわたしが苦手なような比嘉さん

・ちっちゃいが存在感は大きめな夏芽ちゃん

・迫力満点な動きと軽快なおしゃべりの長田さん

・テンションの瞬発力が独特な竹内さん

・オトナな貫禄と落ち着きの健太さん

・優し気な雰囲気の三上さん

・怪しげな色気をまとうイチローさん

・不思議な目つきと雰囲気のアッキーさん

・カーテンコールの飛び出すタイミングでいつも追い込みをかけてくる庄司さん

・いつも女子のダンスを袖で妖艶に踊る加藤さん

・気合のモヒカン コウタさん

・何だかんだちゃんと喋ったのがお初なホッカイロ 絵里香さん

・メンヘラ全開・孤高の気配 野田さん

・受けのアクションが秀逸・お芝居も魅力たっぷり 藤田さん

・ダンスの時の「わたしを見ろ」ビームがすげー朝比奈さん

・常に眠い小根澤さん

・何だか儚い三木さん

・わたしの頭を支えてくれた心優しきジュノさん

・人見知り気配漂うも一枚剥がせば強そうな三村さん

・目を合わせて喋ってくれないほのかさん

・結局はいい明かりを作ってるマサ

・BGMのフェードインがとても気持ちのいい牛居さん

・相変わらずの穏やか職人・木川さん

・人の不幸を楽しみやがる夏姫さん


皆さん、ありがとうございました。

この公演がわたし自身の「Little steps」になるように精進します。

ではでは。

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