本番が終わってすぐに本番やら何やら。

ゆっくり振り返ることも出来ないぞ。

どうもユヅキです。


そんなわけで久しぶりの出演舞台が終わりました。

無事に、、、とは付けられない程度には色々とありましたよ。

ええ。色々と。。。

一つずつ振り返っていきたいところですが、そこまで時間も取れない現状、取り急ぎ書けるだけ書きたいと思います。


まずは観に来て頂きましたお客様、本当にありがとうございました。

この御時世ですのでお客様にも事情や思うところなど多々あったと察しますが、それでも沢山の方に来て頂けたようで感謝しかありません。

また自身の無茶な勧誘に乗っかり観に来てくれた友人や知り合い、そしてわたしを応援して観に来てくれた方々にも重ねてお礼を言います。

ホントにありがとう。


と、キレイな感じで綴っていくのが定番なんですが、それもどうなんだということでここからは今回の公演にあたって起きた出来事や個人的感想をザックリ書こうと思う。



・頭が取れたのよ

観てくれた方はわかるんだけど、今回はユヅキそのまんまで出演していました。
つまりウィッグにメガネにマスクとフル装備ユヅキ。

ユヅキ


役者は顔を見せてナンボという風潮からするとけしからんのだけど、久賀さんの広い心によりOK。

役柄的に筋は通るキャラだったので良かったけど、違うキャラだったらおそらくダメだったなぁ。

で。

初日の昼公演中に

頭 が 取 れ ま し た 。

ええ。

もう見事にスポーン!と。

アクションシーンメインで出てくるユヅキ。

当然激しく動くこともあるわけで。

クルッと一回転するとこがあるんだけど、足を踏み切った瞬間

「あ。取れる。」

と直感した通りに思いっきり取れました。

だめですよ。

これは笑い話でもなんでもなく、タダのダメな話。

なぜ書いたかというと、これに今の自分の演者としての意識や技量すべてが象徴されていると思うからです。

本来ならあってはならないこと。

それを起こさないためにあらゆることを想定しておくのが当たり前の中、それを怠ったこと。

音響や脚本の時なら当たり前にやっておく保険みたいなものをやっていなかった。

何回飛んでも取れないから大丈夫。

ではなく

万が一取れたらどうするか?

を思考しておくのが仕事のうち。

それを想像せずに準備しなかったところに自身の演者としての意識や覚悟の薄さが見て取れる。

これは堪えたなぁ。

お客様、そして共演者、関係者の方に申し訳ないです。



・殺陣要員としてヤバいぞ

今回は「アクション出来ますよね?」から始まったオファー出演。

もちろん「出来ます!」とは言えず、やってはいました程度のお返事をしていたんだけど、それでも請けたからにはちゃんとやらなきゃいけないわけで。

アルカディアさんというプロのアクションチームの方々がいる中で果たして大丈夫かと思いつつの参加。

端から見てどうとかは置いといて、自分的には

「こんなに動けないもんか」

というのが素直な実感。

元々動けてるわけではないけども、それでも自身の感覚として感じるものが全然違う。

殺気だ殺意だ感情だと言う前に殺陣として成立しない程度の動き。

これもまた堪えたなぁ。

本番を観た殺陣師あやいちには散々な言われようでした。

うるせー!

わかってんだよ!


・着替えが大変

今回は作中に二回着替えがあるんだけど、別に焦るほどの物量でもない。

ダンスに出ている女の子たちに比べたら正に屁でもない程度。

にもかかわらず焦る焦る!

この曲が始まるまでには!

この台詞が終わるまでには!

靴下どこいった!

頭着けなきゃ!

もうインナーなくてよくね!

みたいなワチャワチャ具合。

これもまあ準備不足なのよね。



・シングルキャストをなめていた

今回は出演者総勢30名弱のダブルキャスト制。

根拠もなく自分もダブルだろうと考えていて、

「1日1ステージならまあ鈍った身体でもイケルだろ」

なんて余裕をかましていたら普通にシングルでした

とはいえ全力全開テンションマックス2時間ぶっ通しのPaddock(自分のユニット)芝居を考えればまあまあ、、、



し ん ど か っ た 。



限界まではいかなくともマジでなかなかキツかった。

殺陣の手数も出番自体も大してないのにえらい疲れよう。

友達は一様に

「歳をなめるなよ?」

と言うのだがその通りなのか?

年齢のせいなのか?

怠慢のせいではないのか?

どちらもでしょうね。

日々の積み重ねが大事だと痛感するわ。



とまあ、挙げればきりがない程には反省点の多かった今回。

とある奴に尋かれた質問。

「で、お前はやって良かったのか?」

うん。やって良かったよ。

ここ何年か色々とあって何ともいえないグズグズの内面を抱えて生きていた。

いや、生きているとも胸を張れないそんな日々。

今回久しぶりに演者として板の上に立ったからといって何かが劇的に変わるわけでもないし、一回舞台に出演した、それだけの話。

でも個人的にはほんの少しだけ。

ほんの少しだけ前を向ける、そんなきっかけを感じることができた。


これを糧になんてありきたりの言葉は出て来ないけども。

それでもまだ生きていける、生きていこうと思える感覚にはなったかな。

あとはそうね。

楽しかったよ。

自分で作品を作る時とは違う感じ。

うん。

なんか楽しかったな。

役者の自己満足なんてよく聞く言葉。

それもまた。

今の自分には必要だったんだなと。

そう思うよ。


振り返りだから楽しくキレイに飾った文章にしたかったけどダメだったわ。

読んでくれたそこの貴方、どうもありがとう。


そして


・今回の機会を与えて下さった久賀さん

・いつも元気に見えてたまに目は笑ってない千晶さん

・チャンスを生かしてくれなかった寿枝

・相変わらず美人だけど面白い宿輪さん

・イケメン長身、さわやかっぽい筒井さん

・うるさいけどやることはきっちり実は真面目タイプの阿部さん

・結構モテそうな岩本さん

・どうもわたしが苦手なような比嘉さん

・ちっちゃいが存在感は大きめな夏芽ちゃん

・迫力満点な動きと軽快なおしゃべりの長田さん

・テンションの瞬発力が独特な竹内さん

・オトナな貫禄と落ち着きの健太さん

・優し気な雰囲気の三上さん

・怪しげな色気をまとうイチローさん

・不思議な目つきと雰囲気のアッキーさん

・カーテンコールの飛び出すタイミングでいつも追い込みをかけてくる庄司さん

・いつも女子のダンスを袖で妖艶に踊る加藤さん

・気合のモヒカン コウタさん

・何だかんだちゃんと喋ったのがお初なホッカイロ 絵里香さん

・メンヘラ全開・孤高の気配 野田さん

・受けのアクションが秀逸・お芝居も魅力たっぷり 藤田さん

・ダンスの時の「わたしを見ろ」ビームがすげー朝比奈さん

・常に眠い小根澤さん

・何だか儚い三木さん

・わたしの頭を支えてくれた心優しきジュノさん

・人見知り気配漂うも一枚剥がせば強そうな三村さん

・目を合わせて喋ってくれないほのかさん

・結局はいい明かりを作ってるマサ

・BGMのフェードインがとても気持ちのいい牛居さん

・相変わらずの穏やか職人・木川さん

・人の不幸を楽しみやがる夏姫さん


皆さん、ありがとうございました。

この公演がわたし自身の「Little steps」になるように精進します。

ではでは。

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