ユヅキ小劇場

カテゴリ: ブログ・日記

久しぶりに音楽ライブというものに行った。

仕事以外でライブハウスに入るのは何年ぶりだろうか。

何なら人生の中でお客さんとして音楽ライブを観に行ったのが5回しかない。

そしてその内3回は失敗しているのだ。

ここで言う失敗とは歌がどうとかライブがダメとかそういうことではない。

自分自身がうまく楽しめなかったという意味合いでの失敗。

元からカラオケにも行かない、音楽とのつながりは演劇絡みオンリーというおよそ音楽好きとはいえないオトコ。

そしてライブハウスという場所との相性がよろしくない疑惑持ち。

色んな意味で一抹以上の不安を抱えながらの来場だった。

以下思ったこと、感じたことを記録として順番に箇条書き。
あくまで個人的感覚での見解なので悪しからず。


・歌、パフォーマンスは良かった。何ならとても良かったレベル。

・知ってる曲が一曲だけだと気付く。

・音はいい感じ。ギリギリキンキンしないところで持ち堪えていた。音量も爆音ではなくちょっと大きいかなくらいで好み。人によっては物足りないかも。

・振りのキレと滑らかな動きが思いの外良かった。殺陣の時は何だったんだ?

・ちょいちょい闇がこぼれるMC。

・あれだけの人達にちゃんと愛されて応援されているんだなぁと肌感で解るのが良い。

・お客さんの顔がとても良かった。

・何も知らないが、相方さんとは友達にはなれそうもないな。

・マネージャーさんが一生懸命で微笑ましく尊敬できるが、訝しげな目で見られたのでおそらく俺のことを覚えていないと思う。残念。

・後方関係者エリアにいる人も熱狂こそせずともそれぞれがそれぞれの形でちゃんとパフォーマンスを観ていることがある意味彼女の頑張ってきた証。
演劇だと関係者エリアで見もしないで寝てたりスマホ弄ってる奴らは大概存在するもん。
それをさせない、する気にならないことこそが彼女の力。

・やっぱりドリンク交換できなかった。

・受付さんが運営さんと違うのに差し入れ渡して困らせたのが申し訳ない。

とまあ書き出したら色々と出てくるもので。

ざっくり言えばライブ自体はとても良かったと思う。

と同時にここに自分の居場所はないなぁと感じた。

これは観に行くと決めてから予想はしていたことで、

ああ、やっぱこうなるよな

というのが正直な感想。

そもそも曲を一曲しか知らない、ライブも観たことがない、歌も聴いたことがない、今までどうやって頑張ってきたのかも知らない。

そんな人間が「一緒に頑張ってきた人たち」と同じ空間で同じ空気になれるわけがないのだ。

この温度差だけは如何ともし難い。

だが逆を言えばこの温度差こそが彼女が積み重ねてきた年月のエネルギーの大きさを物語る訳で、そういう意味ではほんの少しだけその人生を感じられてそれはそれで嬉しかったかな。

穿ったこと言ってないで何も考えずに思いっきりノリに任せて楽しんじゃえよ!

ということが出来ない時点で音楽ライブそのものに向いていないんだろう。

諸々申し訳ないことになった部分はまた別の機会に謝る。


トータル、今回は観に行けて良かったと思う。

俺の立場で「頑張ったね」なんてとても言えないので、ひとまず。

いいもん観せてくれてありがとう。
そして一旦お疲れ様でした。

どうせ一旦なんだろ。

なんてね。

ではでは。


お久しぶりの日記的な何か。

たまには現場のお話でも。

今回はとある照明の専門学校生の方たちとのお仕事。

ホールを借りきって演劇に明かりを当てる実習公演というやつです。

あくまで照明さん(卵さん)たちの実践の場なので、音響はひとまず最低限のことが出来ればOK。

とはいえお客さんには観ていただくことになるので仕事は仕事としてきっちりやるのだ。

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劇場スタッフ様に仮設机とマルチ、アナログ卓をお借りしてレッツ巣作り。

まずはマルチ(仮設ブースなので調整室のミキサーやアンプへ直接ケーブルを繋げないため中継するコンセントみたいなやつ)を出す。

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お客さんやスタッフさんが足を引っかけないようにマルチケーブルは扉の上に引っかけてかわす。

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見よ!

アナログミキサー!

しかもMG124cx!

味がありますなぁ。

劇場スタッフさん曰く

「使う人ほとんどいないので僕もよくわかんないです、、、」

ですよね!

ご迷惑をお掛けします。

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というわけでザックリ巣が完成。

割りと快適です。

MGのAUXをプロセ(モノラル)に一発で送るのは初体験。

別に音的に問題あるわけではないのは解っていても何だか不安は拭えない。

携帯電話SEの定位の為にメイン、グループは使えないので仕方なし。

ぶっちゃけMidasのアナログミキサーも貸してもらえるのでそっちにすれば問題ないんだけど、もうMG124cxに決めてしまったからここは初志貫徹。

お客さんに影響出るなら変えるべきだがね。

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今回は美味しいお弁当ナイスケータリング。

そして寝不足を補うためのヤバさ、濃縮。

これは美味しくはなかったですが効き目はありそうですよ。

サウンドチェックはいまいちでしたが、また明日調整して本番はしっかりやってきます。

がんばるぞー!



久方ぶりのブログ。

先日終わった公演のお話を少々。

流れで書いていくので諸々温かい目で読んでくれると幸いです。

公演のお話と依頼

「来年、自分主催で公演をやろうと思ってるので、、、」

主宰の多悶さんからお話を聞いた時は内心

「また修羅の道を、、、」

と思ったがご依頼はありがたいので二つ返事でOKした。

何だかんだで付き合いも長くなり、その人と成り、生真面目さと誠実さは自分なりに知っているので、初開催でも特に心配なし。

どうしてもやりたい本があるとのことだったので、どんな物語なのかも楽しみにしていた。

本を読んだ第一印象は。。。

そんなわけで台本が届き、サッと流し読みしつつト書きと効果音チェック。

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

これ、面白いのか?

分かりやすい笑いどころはなくツラツラと大正時代の新聞社と報道に携わる人間の葛藤と苦悩が会話で展開される。

本として読み物として個人的には楽しめる。

ただ、娯楽として観に来る人にはどうなんだろうか。

深く思慮して「お芝居」と「物語」を堪能できるタイプの人には刺さるものもあろう。

だが、そうではない人には?

これは自身がここのところファンタジーや比較的ライトな?作品に多く関わってきたことも影響しているわけだが。

何にせよこれが初めて台本を読んだ印象だった。

荒通し見学はマジの荒通しだった件。

スケジュールもあって、早めに通しを見せてもらうことになり某稽古場へ。

相変わらず遠いところだゼ。

もう慣れたけどね。

というわけで荒通し。

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

なげぇ。

2時間40~50分くらいだったか。

プロンプガンガンとか転換お試しとかあるにせよ、さすがにこのタイムは。。。

一抹どころかゴリゴリの不安を覚えて帰路についた記憶。

音出し通し稽古へ。

選曲に多少苦労しつつもプランを終えて最終稽古へゴー。

稽古で初めて音を入れる時はいつもそこはかとなく緊張するのよ。

映像や記憶とは諸々違ってくるからね。

さてさてどうなることやら。

タイム短縮に驚き桃の木。

ひとまず音は形が見える程度にはわかったので一安心しつつ、ランタイムを見ると、、、

2時間10分。

こんな縮むもんなの?

とはいえ2時間オーバーだから長いことは長いのだけれど、前回のタイムがあるから感覚狂うよね。

個人的にはやっぱり1時間30分が観る人には優しいかなぁと思う人。

時代の流れ的にはおそらくもっと短くしていく方が動画慣れしている人々にはハマるのだろうが、こと演劇となるとなかなか。

あんまその流れに迎合すると

なら映像でいいじゃん。

となりかねないもんなぁ。

演劇の力がー・演劇の魅力とはー とか何とか言うつもりはないけど、確実に映像や動画では表せない生の演劇だからこそ!は存在するのよ。

そこをしっかりガッツリやるとなるとまあ2時間も有りっちゃあ有り、、、

でも2時間はケツ痛いよなぁ。

なんてことを考えちゃう演劇好きじゃないマン

よくないね。

公開ゲネはゲネじゃないのよ。

そんなこんなで小屋入りして無事に場当たりも終わりさあゲネプロだ。

しかーし。

今回はゲネが公開でしっかりお金も取るということなのでもはや本番なのだ。

これは人によって様々考え方があるから一概には言えないけども、個人的にはやはりゲネはゲネであって、本番ではできない、もしくは本番でやりたいことへの最終チェックの側面が強い。

でもお金払って時間使ったお客様がいらっしゃるとなると、そんなことはやってられない。

「ちゃんと出来たモノ」を表現して提供しなければならぬのだ。

そんなわけで場当たりから演者さんにも協力してもらってちょっとだけ突っ込んだきっかけ合わせ等々。

場当たりはカンパニーによってそれぞれやり方が違うので、演者が抜いて(本気じゃない)芝居をすることもある。

もちろん本気が必要ではないきっかけもあるが、こと音響に限っては「それなりに本気の声量とテンポと動きでやってもらわないと困ることが多い」。

セリフバックに流すBGMの音量は本意気の声量に合わせないとだし、曲の尺が決まっていて、その尺流しきり演出だった場合、曲が入ってからすべての芝居を本意気でやってもらわないとタイムが取れない。

わたし個人は「場当たりからいつも通り芝居しろ」という教えで来ているので、声のセーブとか体力温存とか舐めたこと言ってんなと思っちゃうワルい癖があったりなかったり。

コンプライアーンス。

効率性、合理性も大事にしつつ、それのみに特化していくことは避けたいのが持論。

他者に押し付けることはしないけどね。

閑話休題。

そんなこんなでゲネらしいことは場当たりで終わらせて無事に公開ゲネはできましたとさ。

本番中の裏話。

大抵何かしら本番期間中はハプニングやら裏話があるものだが、今回はそんなになかったような。

思い付くまま箇条書き。

・転換終わりでMフェードアウトルールなのだが、明らかにあるはずの鞄がないまま転換終わりの空気で音下げるか悩む。

・号外の紙が束になって高村さんに直撃?ちょっと紅子さん笑ってないか?

・授業してる先生が急にピタッと無言になったけどこれはもう音楽アオッてブル転いくか悩む。

・ケータリングのインドカレーの匂いがロビーに残るか心配しながらパクパク。

・客席で盛大にスマホが鳴り響いて、その時の芝居内容何にも入ってこない。マジで勘弁してくれ。

・あやいちのセリフ間違いとか噛みに対して相変わらずむちゃくちゃイラつく。ストレス。よくない。

ザッと思い付くのはこんな感じかな。

大きな事故?はないことになるか。

音響的にはスマホ鳴るのは事故なんだけどね。

俺じゃないよ?音響じゃないよ?みたいな。

一番は他のお客さんへの影響がね。

ホントに気を付けてもらいたいなぁ。

結局芝居はどうだったのよ?

これはねぇ、、、

 

 

面白かった。

歌も殺陣もダンスもない久しぶりのがっちり会話ストロングスタイル。

演出と演者さんの力でほんの少し笑いをプラスしただけのゴリゴリストロング。

セリフもまた今を生きる我らにクルものがいっぱい。

・妥協した。俺は妥協した。

・噛め。そして飲み下せ。今の自分の現状をまず腹に納めろ。

・理想も大義もない。ただ一つの望みを叶えるためだけの力が欲しくなる時がある。

ねえ?芝居してる人間なら皆こんなこと突き付けられることあるよねえ。

妥協しねえで

今の自分を認めて

本当に欲しいものを手に入れる。

至極真っ当な話じゃねえか。

・・・・・・・・・

それが簡単な話じゃねえんだよな

何にせよ本だけ読んだ第一印象とは大きく違うモノになったということで、これも演劇の面白さの一つ。

多悶さんが衝撃を受けたという話も大袈裟ではなかったようだ。

表面的で簡易的な時短の面白さはなくとも、じっくりたっぷりお芝居の面白さ。

うん。面白かったわ。

上野ストアハウスさんはよき。

宣伝でも忖度でもなくとても良い劇場かと。

小劇場という響きを当てはめるならばちょうどよい劇空間。

小劇場って客席キャパだけでは推し量れない独特な空気感があるのよね。

キャパはそんなでも雰囲気ホールみたいなところもあるし。

今回は劇場管理の音響さんともお話できて個人的にも満足。

いつも柔らかくご対応してくれる木村さん始めスタッフの皆様ありがとうございました。

まとめ。

トータルすると要は楽しい公演でした。

主宰の多悶さんはキャパオーバーしてそうだけど。

自分も主宰公演の時は「演者で出ちゃダメなんだ」と思いつつ出ちゃうからほんのり大変さは解るつもり。

テメエのやりたいモンやるのにその世界に自分がいないとか有り得ねえじゃん?

なんてね。俺はそう思うタイプ。

多悶さんはその辺どんな感じなのか今度聞いてみたい。

そんなわけで久しぶりの回顧ブログは終わり。

今はライトでポップな一時間モノに向けて準備中。

これはこれで好きだから面白いよね。

 

改めまして主宰の多悶さん、ご依頼頂きありがとうございました。

やりたかった世界の一助となっていれば幸いです。

そして演出、スタッフ、演者の皆さんもありがとうございました。

楽しかった。

またどこかで。

お疲れ様でした。

ここのところ、自身の内面の腐り具合が半端ないゼ。

ちょっとしたことでもイライラするし、他者に対しても優しい思いを継続できない。

こんな自分はイヤだ。

そんな中学生みたいなことを本気で思っている。

内面が腐っていくというのはおそらく自覚した頃にはまあまあ侵食は進んでいるものなのだ。

楽しいことねーかなー。

そんなことを本気とも冗談ともつかないノリで口にできる時点でろくな日々を送っていない証なのだろう。

電話した友達は何だかんだと日々懸命に生きているようだった。

本人は至って不満げではあったが。

少なくとも俺よりはちゃんと生きていると思う。

やべぇ。

友達に負けるのはいやだな。

勝ち負けで考えるのは間違いなのは知ってるんだ。

でもそういうところでうまいことプライド保ってんだ。

プライド。

俺ってこんな気持ち悪いプライドマンだったのか。

オモテに出すモノもコントロールして魅せたいモノを装ってきた節がプンプンだゼ。

ここらでもういいんじゃねぇかな。

失うモノはマジでもうない気がする。

この文章も大概酷いもんだ。

とてもいいオトナが書く文ではない。

だが書かないよりはいくらかマシ。

何もねえよりはいくらかマシなのよ。

何が書きたいのか。

何を遺したいのか。

何を喋りたいのか。

わかってないしわかろうともしてない。

そう。愚か者。

自虐をネタにできる内はまだまだ余裕があるってね。

さあどうする。

どうするよ。

などと思考せずにモノを書くとこうなるのよね。

病んでるのかもしれないけど、お医者さんには否定されましたとさ。

ちゃんちゃん。

姉の子供と初めて会った。

望みながら苦しみながらやっとの思いで授かった命。

まずは元気に生まれてきてくれて、健康に育っていてくれてありがたい。

俺は何にもしていない。これはマジ。

何なら結婚のお祝いすらまだしていない。

何とも薄情な弟。

一時期全く連絡を取らなかった。

正確には取れないように俺がした。

深い考えや理由があったわけじゃない。

ただ関わりを持ちたくなかった。

自分のことだけで、自分の世界だけでいいと思っていた。

まさに中二病。

当時から姉は家族の繋がりというものに拘る人だった。

子供の頃はワガママし放題の困ったちゃんだったのが、いざ母を亡くし父が家に寄り付かなくなって俺と二人の生活時間が増えるにつれて、妙に家族家族と言い出すようになった。

俺はというと、さっさと縁を切りたいと勝手に上京を決めて勝手に飛び出して以降、たまに帰っても親父と喧嘩する始末。

家に残った姉に

「あんたは好きにやってていいね」

と恨み節を言われたら

「じゃあアンタも出ていけばいいじゃん」

とにべもなく。

ホントにそう思っていたしね。

嫌なら自分で嫌じゃないとこに行きゃあいい。

そんな思考。

それでも姉は最終的にはいつも

「だって家族なんだから」

に着地する。

おれにはその思考が解らなかった。

正直今でもその思考と同じベクトルにはなれていない。

血の繋がりに何の価値がある?

大した意味もなくそんなふうな考え方がデフォルトだった。

連絡を断って約10年した頃に、友人に勧められて一度実家を訪ねた。

インターホンを押しても誰もおらず、仕方ないと近くの喫茶店で置き手紙を書いてポストへ入れて去った。

何を書いたか覚えてないが、姉曰く

「とりあえず元気に生きているから心配せずに」

的なことだけ書かれていて、連絡先も何もなかったとのこと。

出先から帰った姉はそれを見てまだその辺にいるかもと車で探したらしい。

当時の名刺を入れたつもりだったが記憶違いか単に忘れたか。

何にせよ姉はこの日にもう俺とは今後も二度と会えないのだろうと思ったらしい。

それから数年後再会を果たした時には目の前で泣かれた。

連絡を取れなくしたことを随分と恨まれた。

何なら今日も散々チクチク。

家族なんだから心配して当たり前。

家族なんだから連絡して当たり前。

俺には未だにその感覚はない。

家族のように想う人はいる。

その人たちの心配をするのは当たり前。

それと同じ感覚なのだとしたら悪いことをしたなと思うけど。

帰りに姉が言った言葉。

「今は連絡したら返してくれるアンタがいるだけで幸せ」

それは少しだけ解る気がする。

大事な人とちゃんと繋がっている。

それは確かにかけがえのないモノだと今なら解る。

またね

と当たり前に言えることは幸せなことなのだと改めて。

自分も誰かにとってそういう存在なのだということは自覚しなければならない。

血の繋がりだとか

大事な人だとか

そこに理由をつけないといけない思考は間違っているんだろう。

血の繋がりは確かにあるけれど、そんなことなど知る由もない3歳の姉の子供が俺にすぐ懐くのを見て

「普段人には懐かないのに、やっぱり家族って解るんやねぇ」

などという根拠のない家族論を吐く姉に反論しかけてやめた。

それを否定する根拠も経験も俺にはない。

何より自分の子供と遊んでいる俺を何やら嬉しそうな顔で見ている姉に余計なことは言いたくなかった。

ちゃんとした意味ではおそらく俺と姉の家族論は一致はしないんだろうけど1つだけ。

ありがとう。

何に対してかはまあ割愛だ。

さて、俺は俺でちゃんと生きなきゃ。

またね。

人は何かを失ってから大切さに気付くなんて聞き飽きたセリフ。

失ったことを自身がきちんと自覚して

「ああ ちゃんと失ったんだな」

と落とし込めて初めて気付くのだ。

その大切さとやらが如何程のものだったかに。

結局のところは。

ちゃんと生きることが肝要なのだ。

特別な何かではなく。

ただちゃんとしっかり生きること。

これをやっていればそうそう失うことなどないのだ。

理不尽な外的要因で失う痛ましい事故や事件はあれど、普通に生きていれば自身の生き方が要因となって失うことなどないはずなんだよな。

こうやって言葉で綴ると、今まで他人には偉そうに言えてたなぁと感慨深い。

大事な人、大事なモノは最優先で大切に。

いつ何があるかもわからないのだ。

だからこそせめて自身がちゃんと生きていないことで失うことなどないように。

しっかり生きること。

簡単なこと。

ちゃんと生きること。

当たり前のこと。

何とでもなることは何ともならないことにもなり得るということを。

今更ながらこんなことを綴っていることがしんどいわ。

戒め。

・・・戒めだとさ。

他人事みてーに思考できる手前が気持ち悪い。

な。

気持ち悪い。

読んでくれた方ありがとうね。

こんな文章でごめんね。

昔から何事も継続することが苦手。

好きなことを好きなようにやることは全然苦じゃなくてガッツリのめり込んで続くのだが、それ以外のやらなきゃいけないことだとかやった方がいいだろうなあということはまるでダメ。

自分で「これやろう!」と思ったことさえ続かないんだから困ったものだ。

要は怠慢気質なんだろう。

楽な方、楽な方へ逃げる典型的なダメ野郎。

それっぽい言い訳ややらない理由はスルスルと出てくるから質が悪いよな。

それで取り零してきたコトが数えきれないほどある。

後悔先に立たず。

結局はこれからもそれでいくのか変えることができるのか。

そこだけ。

人の本質は変わらないというのは真実だと思う。

変わるとしたら本質をねじ曲げて無理矢理変わった状態を維持することだ。

ちゃんとした意味で変わったなぁと自覚することは多分ない。

他者から見て変わったと見えることはあるかも。

自分は悪い意味で本質は変わらないままだ。

夢見がちな中二病を隠れ蓑に現実から目を逸らしながら斜に構えてうまいことやっている風を装うクソヤロウ。

それが俺だ。

病んでいるわけではない。

だからこそヤバいのだ。

病める人はある意味正常なのだと思う。

実感として確かに自身がヤバいんだと落とし込める人だからだ。

俺は病んだとしてもそれすら中二病の皮で誤魔化すことができる。

他者に対してだけでなく自分をも誤魔化せる。

これってまずいよね。

最強の怠慢野郎だぜ。

そんなわけで鋭意変わる行動思考を模索中。

模索しているほど時間もないので実行中。

この物書きもその一貫です。

どうか俺を応援してくれ。

世の中の流行り思考

「頑張らなくていいんだよ」

は堕ちる人間を増やしていくよ。

頑張った奴に言うのはいいけども。

頑張っていない奴には誰もそんなこと言わないもんよ。

言うとしたら自分が自分に。

頑張らなくていいんだよ。

別にいいけど堕ちるだけのクソになるゼ?

などと文字として認めておきます。

頑張るしかねーよなー。

読んでくれてありがとう。

応援してね。

ひょんなことから手に入れたアナログミキサーMG12。

MGシリーズは古いタイプから新しいタイプまで色々と出ているので、単にMGといっても様々な物がある。

今回手に入れたのはその中でも随分と古いタイプのMG12/4さん。

発売年は2003年!

19年経ってもまだ使えるのはなかなかよね。

そんなわけで本体はこちら。

・・・・・

分解する前の写真は撮り忘れました。

とりあえず動作確認したところガリや接触不良などそこかしこに見られたので、一先ず直るかどうかは置いといて分解分解。

とにかく目に見えるネジを全部取れば何とかなる。

大体何かを分解する時はまずは全部ネジを取ることからです。

たまに外しちゃいけないやつとか元のポジション確認しないまま外れちゃって後で泣くこととかありますが、そこはそれ。

虎穴に入らずんば虎児を得ずの精神でいこう。

ネジもツマミもフェーダーも全部取りました。

そしてハイターに浸ける。

※素材によっては劣化するのでオススメはしません。

そうして見えた中身はこちら。

写真には写ってませんがなかなかのホコリと汚れ具合でした。

エアブローでホコリをすっ飛ばし、接点復活剤やらパーツクリーナーやらアルコールやらで慎重に清掃していきます。

一通り清掃したら音だしチェック。

接点不良やガリもすっかり無くなりシャキッと音が出るようになりました。

あとは元に戻して実際にアンプなどに繋いで全箇所の動作チェックするのみ。

見た目は問題なくても音自体に問題が起きることもあるのでテストはやり過ぎるくらいがちょうどよい。

そんなわけで古ーいMGくんの復活成ったかなというところ。

イマドキアナログミキサー?という方も多いだろうし、デジタル全盛の時代ではありますが、liveメインで音だししない身としてはアナログミキサーはやはりお友達。

使う使わないではなく仲良くしておきたいわけです。

あとは単純にモノを分解するのが好き。

構造を知ることは楽しいものよ。

というわけで今回はここまで。

最後までお読み頂きありがとうございました。

※※※※※※※※※※※

改めてよろしくお願い致します。

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2022年7月より「クソみたいなユヅキが好きにしゃべるラジオ」としてリニューアルスタート。
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年に一度の健康診断に赴いた。

毎年のこととはいえ、やはり緊張の色を隠せないわたし。

そう。

健康診断ということはあの悪魔の作業が待っているのだ。

その名は サ・イ・ケ・ツ☆

そう!

採血だ!

、、、、、、、、、、


イヤだー!

問診やらレントゲンやら採尿やらは良い。

むしろ楽しさすらある。

タガシカシ。

採血、お前だけはダメだ!

あの針が刺さる気配、絶妙な加減の痛み、血を吸い上げる時の微かな熱量とその全てがわたしの心を穿つ。

しかしイヤだからといって採血から逃れられるわけでもない。

いつかは覚悟を決める時がくるのだ。

幸い採血は例年後回しされることが多く、心の準備を整える時間はたっぷりある。

今年もきちんと心を落ち着かせて、、、

「本日問診があとになりますので、先に検査だけ進めさせて頂きますね」

お?

毎回問診してからのスタートだったので出鼻を挫かれた感じだ。

「はい。分かりました。」

努めて平静を装い検査を待つことに。

すると間髪入れず

「ではまず採血からいきましょう」

???

え?

「まずは採血、、、ですか?」

「ええ。採血からです」

「またまたそんな」

「?」

「冗談ですよね?」

「どういうことですか?」

「、、、こんなことがあるんですね」

「よく分かりませんが行きましょう」

「はい」

採血ルーム?に連行されるわたし。

まずい。

全く心構えが出来ていない。

こんなフワついた内面では針が刺さった瞬間に泣いてしまうかもしれない。

着々と手際よく採血へのルートが出来上がる中、思考する。

どうすれば迷惑をかけずに時間を引き延ばすことができる?

グルグルと考えが巡りまとまらない中、看護士さんからの宣告。

「じゃあ採血しますけど、、、大丈夫ですか?」

間を開けずに応える。

「大丈夫ではないです」

「貧血起こしたりしたことありますか?」

「ありません」

「血を抜かれて倒れたりしたことは?」

「ありません」

「じゃあ大丈夫ですね」

「大丈夫ではないです」

「どのあたりが不安ですか?」

「採血という行為そのものが怖いです」

「もう抜きますね」

「わかりました。一思いにやってください」

「では刺しますねー」


・・・・・・・・・・・・・・


俺は勝ったゼ。

採血さえ終わればもうこっちのもんよ。

ルンルン気分で残りの健康診断を終えましたとさ。

ふー!

応援してね!IMG_20220411_142330

基本的に中二病要素を多分に抱えているわたし。
 
先日のTwitter離脱作戦も、人付き合いにおいて変な拘りやら意地やら綺麗事やらを持っていた結果良いことそんなにないよねって部分から来ている。

自身がおそらくおかしな奴なんだろうということは表では認めなくても自分としては自覚してましてね。

で、友達やら仕事仲間なんかはそんなおかしな奴を受け入れて?存在してくれている訳で、そこには感謝しかない。

ありがとうございます。

ここで本題。

友人関係であっても

「あれ?こいつイヤだな」

とか感じることは誰しもがあると思います。

わたしでいうと、あやいちやケンなんかにはしょっちゅう思うことあります。

でもだからといって「もういいや」とはならないし、関係性も変わらない。

もちろんこれはあの二人が寛大にわたしを受け入れてくれている部分が大きいわけですが。

じゃあ問題ないじゃん?

いやいや、あるのよ。

前述した通り、どうも自分には

「おれみたいなモノと付き合ってくれているんだから大事にしないといけない」

と思考する癖があるようで。

何も考えないで素で付き合えるのが親友だろ!

という人もいるわけですが、そんなのはホントに数えるほどしかいないよね。

そうなると、その「数えるほど」から漏れた人はどうなるか。

繋がりを考えながら相手を大事にしながら付き合っていくことになる。

このゾーンに入る人も数えるほどしかいないのだけど、わたしの交友関係どうなってんだってね。

ただまあ人間関係をそんな小難しく考えてる時点でめんどくさいことは確定なので、基本的には何か思ってもほっておくスタイル。

対象をほっておくというより、そう思っちゃう自分の思考をほっておく感じ。

この考えの中から進んだのが自分からTwitterを見にいかない作戦。

これを始めて数日経つけども非常に良い。

自身の思考に不純物が入らないのはとても健康的なんだなぁと実感している。

発信のために使うだけならやはりSNSは素晴らしいのだ。

なので発信ではないようなモノが目につくと途端に気持ち悪くなってしまうように。

これが弊害といえば弊害かな。

他者の目に触れることを思考しないモノや他者の目に触れるようにそれと分かるように書きながら逃げ道作ってる奴とかは吐き気がする。

やはり真っ向勝負できない人間とは仕事以外では無理なのだと、このわずか数日のTwitter断ち生活で確信してしまった。

かつてとある知り合いに言われて納得いかなかった言葉。

「あなたは大事にするべきだという考えに自分を縛ることが最優先なのよ」

今ならほんのり解る。

大事にすることの本懐を見誤って、結果大事なものを失ってきた。

大事にしているつもりってのもいっぱいあったと思う。

大事にする必要のないモノだってあるかもしれない。

これからは大事なものを取り零さないように思考を改めていこうというブログ。


このブログ発信ってのも他者の目に触れるコンテンツで、誰に向けて書いてるかわからないように逃げ道作ってんじゃん?

そう!

一回どんな感覚になるのかやってみるってことも大事ということさ。

どんな感覚かって?


気持ち悪いね。



最後まで読んでくれた方、どうもありがとうございました。

こんなわたしですが、それでも大丈夫ならお付き合い宜しくお願い致します

先日知り合いから質問があったのでそれについてちょこっとツイートした。


これに対してちょこっと意見?私見が寄せられたので、これはいい機会だと考えてみた。

内容としてはザックリ書くと

①みんなやってるけど特に問題になっていない

②柔軟な思考でやらないと表現が萎縮してつまらないものになる

③めんどくさい人ですね

まとめるとこんな感じ。

実際はもっと簡潔というか薄汚いというか、、、

言葉選びって大事だなぁと。


それは置いといて、まあ言っていることは何となく理解はできるし、実際こういう感覚の人も多いんじゃないかな。

で、まず最初に確認しておきたいのが、自分の言っている内容は

発信・配信する人

であった上で更に

演劇、表現をやる側の人

からの質問に対しての見解だということ。

巷に溢れるツイキャスなどのライブ配信アプリで配信している人全般に対してではなく、同業と括れる表現を生業にしている人に向けてというお話。

もちろん権利や著作権全般が非常に解りづらいのは自分もずっと実感しているし、それおかしくね?と感じることもある。

しかしそれを無視して著作権物を使って

これは自分の表現だ!

とやるのはしんどいと個人的に思う。

極論で語れない問題だから難しいんだけどね。

自分も旗揚げ公演の時はカツカツの予算の中、公演終了後に申請が必要だと知って慌ててJASRACさんに連絡したら淡々と事務処理され、金額を聞いて

「マジかよ、、、」

と呟いた記憶がある。

もうちょっと払っても納得できるような仕組みや応対をして欲しいなぁとは今でも思う。

感覚的には税金みたいなもんなのかな。


さてまたもや関係ない話になりそうなので話を戻そう。

とりあえず寄せられた意見に対する回答みたいなものを簡単に。


①みんなやってるけど特に問題になっていない

⇒問題になっていないのではなく、単に追いきれていないだけかと思います。
高確率のたまたま みたいな。

なので別に見つからなきゃいい、問題にならなきゃいいというのであればそれで良いのではと考えます。


②柔軟な思考でやらないと表現がつまらないものになる

⇒柔軟な思考が自身にとって都合のいい思考に刷り変わってないかがまず一つ。

もう一つは表現が面白いかつまらないかはそんなもんでは決まらないのと、制約の中でどう創るかも柔軟な思考だと考えています。


③めんどくさい人ですね

⇒そうなのよ。でも安心してください。自分が興味あるか好きな人以外にはこっちから関わらないので大丈夫。
一緒にモノ作りたいとも思わないしね。
お互いほっておきましょう。


こんな感じかな。


あ。

あとは包括契約の罠話。

包括契約してるから何でもOKではないよというのが肝。

例えば楽曲は使っていいけど演奏はダメとかもある。

配信サイトさんがJASRACと包括契約していても、JOYSOUNDと契約してなかったらJOYSOUNDが作成・権利を持っているカラオケ音源は別途許可がいるよーみたいな。

そういう面倒なことを考えると知り合いには
カラオケボックス配信は止めなさいとなるのよ。

もしくはヘッドフォンして配信にのせるのはアカペラとかね。


それもまた自由な表現の思考か。

自分が元々カラオケ行かない人だからそう思うのか、、、

今日は寒いね。

温かい気持ちで皆さん過ごしましょうね。

ではではまた。










本番が終わってすぐに本番やら何やら。

ゆっくり振り返ることも出来ないぞ。

どうもユヅキです。


そんなわけで久しぶりの出演舞台が終わりました。

無事に、、、とは付けられない程度には色々とありましたよ。

ええ。色々と。。。

一つずつ振り返っていきたいところですが、そこまで時間も取れない現状、取り急ぎ書けるだけ書きたいと思います。


まずは観に来て頂きましたお客様、本当にありがとうございました。

この御時世ですのでお客様にも事情や思うところなど多々あったと察しますが、それでも沢山の方に来て頂けたようで感謝しかありません。

また自身の無茶な勧誘に乗っかり観に来てくれた友人や知り合い、そしてわたしを応援して観に来てくれた方々にも重ねてお礼を言います。

ホントにありがとう。


と、キレイな感じで綴っていくのが定番なんですが、それもどうなんだということでここからは今回の公演にあたって起きた出来事や個人的感想をザックリ書こうと思う。



・頭が取れたのよ

観てくれた方はわかるんだけど、今回はユヅキそのまんまで出演していました。
つまりウィッグにメガネにマスクとフル装備ユヅキ。

ユヅキ


役者は顔を見せてナンボという風潮からするとけしからんのだけど、久賀さんの広い心によりOK。

役柄的に筋は通るキャラだったので良かったけど、違うキャラだったらおそらくダメだったなぁ。

で。

初日の昼公演中に

頭 が 取 れ ま し た 。

ええ。

もう見事にスポーン!と。

アクションシーンメインで出てくるユヅキ。

当然激しく動くこともあるわけで。

クルッと一回転するとこがあるんだけど、足を踏み切った瞬間

「あ。取れる。」

と直感した通りに思いっきり取れました。

だめですよ。

これは笑い話でもなんでもなく、タダのダメな話。

なぜ書いたかというと、これに今の自分の演者としての意識や技量すべてが象徴されていると思うからです。

本来ならあってはならないこと。

それを起こさないためにあらゆることを想定しておくのが当たり前の中、それを怠ったこと。

音響や脚本の時なら当たり前にやっておく保険みたいなものをやっていなかった。

何回飛んでも取れないから大丈夫。

ではなく

万が一取れたらどうするか?

を思考しておくのが仕事のうち。

それを想像せずに準備しなかったところに自身の演者としての意識や覚悟の薄さが見て取れる。

これは堪えたなぁ。

お客様、そして共演者、関係者の方に申し訳ないです。



・殺陣要員としてヤバいぞ

今回は「アクション出来ますよね?」から始まったオファー出演。

もちろん「出来ます!」とは言えず、やってはいました程度のお返事をしていたんだけど、それでも請けたからにはちゃんとやらなきゃいけないわけで。

アルカディアさんというプロのアクションチームの方々がいる中で果たして大丈夫かと思いつつの参加。

端から見てどうとかは置いといて、自分的には

「こんなに動けないもんか」

というのが素直な実感。

元々動けてるわけではないけども、それでも自身の感覚として感じるものが全然違う。

殺気だ殺意だ感情だと言う前に殺陣として成立しない程度の動き。

これもまた堪えたなぁ。

本番を観た殺陣師あやいちには散々な言われようでした。

うるせー!

わかってんだよ!


・着替えが大変

今回は作中に二回着替えがあるんだけど、別に焦るほどの物量でもない。

ダンスに出ている女の子たちに比べたら正に屁でもない程度。

にもかかわらず焦る焦る!

この曲が始まるまでには!

この台詞が終わるまでには!

靴下どこいった!

頭着けなきゃ!

もうインナーなくてよくね!

みたいなワチャワチャ具合。

これもまあ準備不足なのよね。



・シングルキャストをなめていた

今回は出演者総勢30名弱のダブルキャスト制。

根拠もなく自分もダブルだろうと考えていて、

「1日1ステージならまあ鈍った身体でもイケルだろ」

なんて余裕をかましていたら普通にシングルでした

とはいえ全力全開テンションマックス2時間ぶっ通しのPaddock(自分のユニット)芝居を考えればまあまあ、、、



し ん ど か っ た 。



限界まではいかなくともマジでなかなかキツかった。

殺陣の手数も出番自体も大してないのにえらい疲れよう。

友達は一様に

「歳をなめるなよ?」

と言うのだがその通りなのか?

年齢のせいなのか?

怠慢のせいではないのか?

どちらもでしょうね。

日々の積み重ねが大事だと痛感するわ。



とまあ、挙げればきりがない程には反省点の多かった今回。

とある奴に尋かれた質問。

「で、お前はやって良かったのか?」

うん。やって良かったよ。

ここ何年か色々とあって何ともいえないグズグズの内面を抱えて生きていた。

いや、生きているとも胸を張れないそんな日々。

今回久しぶりに演者として板の上に立ったからといって何かが劇的に変わるわけでもないし、一回舞台に出演した、それだけの話。

でも個人的にはほんの少しだけ。

ほんの少しだけ前を向ける、そんなきっかけを感じることができた。


これを糧になんてありきたりの言葉は出て来ないけども。

それでもまだ生きていける、生きていこうと思える感覚にはなったかな。

あとはそうね。

楽しかったよ。

自分で作品を作る時とは違う感じ。

うん。

なんか楽しかったな。

役者の自己満足なんてよく聞く言葉。

それもまた。

今の自分には必要だったんだなと。

そう思うよ。


振り返りだから楽しくキレイに飾った文章にしたかったけどダメだったわ。

読んでくれたそこの貴方、どうもありがとう。


そして


・今回の機会を与えて下さった久賀さん

・いつも元気に見えてたまに目は笑ってない千晶さん

・チャンスを生かしてくれなかった寿枝

・相変わらず美人だけど面白い宿輪さん

・イケメン長身、さわやかっぽい筒井さん

・うるさいけどやることはきっちり実は真面目タイプの阿部さん

・結構モテそうな岩本さん

・どうもわたしが苦手なような比嘉さん

・ちっちゃいが存在感は大きめな夏芽ちゃん

・迫力満点な動きと軽快なおしゃべりの長田さん

・テンションの瞬発力が独特な竹内さん

・オトナな貫禄と落ち着きの健太さん

・優し気な雰囲気の三上さん

・怪しげな色気をまとうイチローさん

・不思議な目つきと雰囲気のアッキーさん

・カーテンコールの飛び出すタイミングでいつも追い込みをかけてくる庄司さん

・いつも女子のダンスを袖で妖艶に踊る加藤さん

・気合のモヒカン コウタさん

・何だかんだちゃんと喋ったのがお初なホッカイロ 絵里香さん

・メンヘラ全開・孤高の気配 野田さん

・受けのアクションが秀逸・お芝居も魅力たっぷり 藤田さん

・ダンスの時の「わたしを見ろ」ビームがすげー朝比奈さん

・常に眠い小根澤さん

・何だか儚い三木さん

・わたしの頭を支えてくれた心優しきジュノさん

・人見知り気配漂うも一枚剥がせば強そうな三村さん

・目を合わせて喋ってくれないほのかさん

・結局はいい明かりを作ってるマサ

・BGMのフェードインがとても気持ちのいい牛居さん

・相変わらずの穏やか職人・木川さん

・人の不幸を楽しみやがる夏姫さん


皆さん、ありがとうございました。

この公演がわたし自身の「Little steps」になるように精進します。

ではでは。

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チケットを売るということを久しくやってこなかったので、どんな体でどんな風に声をかけて良いかわからない。

どうもユヅキです。

まさに小劇場演劇を始めたばかりのヒヨコのような状態ですよ。

そもそも自分の作品以外に出るなんてことが珍しいんだから、そりゃ困るぜ。

ただ色々と今まで不思議だったことがちょっとだけ解ってきたりしている。

例えば本番が近くならないと予約が入らない人。

普通に早め早めに予約入れてもらった方がいいじゃん?なんて考えていたが、ちょいと待てよ?

稽古も始まって間もない、どんな芝居になるかも見えていない、自分もどんな感じになるかわからないetc、、、

これでチケット売るのか。。。

そりゃ尻込みもするわな。

もちろん団体さんの固定ファンが多くて作品のクオリティ云々も何となくわかるならいきなり宣伝バンバン打てもするけども。

如何せん私が久しぶり過ぎて何とも言えぬ部分が多い。

そして小劇場演劇あるある

「芝居の告知の時だけ連絡してくるやーつ」

問題。

、、、、、、、、


下手な告知したら俺もそういう感じになるんじゃね?

いや、なるね!

いや、困るね!

個人の役者さんって大変だな!

とはいえ、こんな機会今後もあるかわからないので、できうる限り色々な人に連絡してみる所存。

とはいえ、芝居関係やってない知り合いなんて数える程しかいないのよなぁ。

芝居なんか普段関わらない人に観て欲しいってのもあるし、難しいところよね。

久しぶりに俺がしっちゃかめっちゃかしてるとこを見たい人もいるらしいので、とにもかくにも声はかけます。

もはや動画の企画にしてしまおうかと思う。

そんなこんなで、無事に本番の幕が上がることを祈りつつ稽古していきます。

タイトルは何とも宣伝できなくて口をついて出た誘い文句。

一人これで買ってくれました。

怖い。

ではではまた。


https://youtu.be/oLobVvOJwJw

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稽古場へ向かう途中の電車。

どうもユヅキです。

ご時世の流れもあり、昔のようにゴリゴリに数打つ稽古はできないので、やれる時にやれることを優先順位ちゃんと決めてやらないとダメ。

そんな稽古。

絡む人の稽古NGなどもあり、なかなか細かいことを詰めていける状態でもなさそう。

久しぶりに一演者として参加すると色々と思い出したり思い知ったりすることがものすごくたくさん出てくるもので。

命と魂削ってなんぼじゃい!

みたいな作品と芝居しかやってこなかったツケが廻ってきている。

ツケも何も、演者として一肌上げようという心積もりもなかったわけだから、ただの当たり前の話なんだけども。

なーんかフワフワしているのよ。

Paddockの時は自分がやりたい世界生きたい世界が明確にあって、それを体現するためにただひたすら全力でやるだけってスタイルだからある意味考えることがまとまっていた。

今は自分の役割、立ち位置、周りとのバランス、やりたいこと、求められていること、世の中の情勢などなど、、、

芝居作り以外に考えることが多々ありすぎる。

そういう諸々含めて芝居なんだ演劇なんだ!

てのも解るっちゃあ解るんだけど。


詰めたいところを詰めようにも相手がいなかったり

自分と絡む以外にもやることたくさんあるから気軽に相手に頼めなかったり

他にも自分がどうにかするだけでは如何んともし難いことがすげえ多い。

芝居は一人では出来ないってのは真実そうなのだ。

一人芝居だって一人では出来ない。

そんな当たり前に良く聞く話を今まさに実感中。

ダガシカシ。

本番というものは必ずやってくるもの。

中止にならなきゃね。

気づけば初日まで残り1ヶ月。

動きは入ってる。

段取りもまあ入ってる。

今すぐ本番をやれと言われても何とかかんとか最後までいけるだろう。

ただやるだけならば。

ここからどうやってブラッシュアップさせていくか。

全然見えてこないのよ。

あ。

自分の話ね。

他の演者さんのことをどうこう考えるほどに自分は何もできちゃいないので。

ただ、

何となく無事にやれたねー

何となくよかったねー

おつかれさまー

みたいになるのはイヤなのよなぁ。

別にそんな舞台いっぱいあるんだけど。

先日、総合格闘技団体「RIZIN」バンダム級決勝を終えた時に扇久保選手が相手の朝倉海選手に投げ掛けた言葉。

「俺たち、やれるだけのことやってきたよね?」

※細かい言葉は違うかも

芝居には正解がないし、明確な完成形も定義されない。

後悔もある、悔しさもある、もっともっとやれたと思うことだってある。

それでもPaddockの時は

やれるだけのことはやったぞ!

という想いになるくらいには通し稽古で出しきろうとしたし、本番でも倒れそうになるくらいには出しきってやっていた気がする。

実際に倒れてはいないので気がするにしておく。

おれは多分「出しきりたいんだ」と思う。

具体的な思いや技術的な話ではなく、ただ出しきりたい。

目一杯全力でテンション上げて芝居がしたい。

そんなん芝居じゃないよと言われたあの芝居。

結局あれがやりたいことなんだろうな。

じゃあ、やればいいじゃん?

そう簡単にはいかないからオトナは大変だなってお話さ。

やりたいことをホントにやりたいなら

「全部自分で創る」

しかないってこったな。



ならそれが出来ない今回は?

そこを今は絶賛思考中なのだ。

よーし。

とりあえず稽古行ってきます。

応援してね。

2022年3月頭にホントに舞台に出演することになりました。

どうもユヅキです。

・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・




マジか。


今更まあまあ動揺しています。

自分で作演する作品以外にイベント系以外で出演するのは、、、

おそらく18年ぶり?

もしかしたらもっと空いてるかも。

そもそも客演し他時に役者としての自分がダメだなーと理解した一番の要因が

「人から指図(演出)されたくない」

だったんです。

ダメに決まってんじゃんね。

元々セリフをしゃべる時に

「フフフ(笑)」

ってなっちゃうキライはあったので向いてはいないんだと思います。

声だけの時は何とか頑張れるんだけど、顔や全身観られながらだと恥ずかしくなっちゃうのよ。

もちろんいざ芝居本番となればちゃんとやるんだけども、稽古段階で内面に「フフフ(笑)」がある時点でよろしくないわな。

自分の作品はどうなんだって?

自分のやつだと生き死にメインのストーリーや殺陣にも生死をかける演出なので「フフフ(笑)」なんて感じてる隙はないのです。

それがいいか悪いかではなくそういうもんとしてやってきたので、いざ他所様の空間に行くと戸惑い半端ないっすよね。

とりあえず決まったもんはやるしかないので、鈍った身体を叩きつつ頑張りますので、是非とも応援の程宜しくお願い致します。

やるぞー!

はい出ない。

毎年恒例?になってきた

「冬になるとお湯だけ出ない」

問題。


基本的に朝シャン(通じない人もいるか)派ということで、朝起きたらすぐシャワーを出しに行き、お湯に変わるまでには服を脱ぎ捨て浴室へGOするのがルーティン。

※二度寝も防げてオススメですよ。


そんな人には厳しい冬の洗礼が

「給湯器から配管にかけてどっかで水が凍ってお湯が出ない」

というやつ。

初めて遭遇するとどうしていいかわかりませんよね。

自分もそうでした。

水は出るんです。

お湯だけ出ない。

真っ先に思い浮かんだのは「故障」の2文字。

修理のことやかかる期間などグルグルと頭を巡る中、とある人が一言。

「ほっときゃ直るよ?」

おいおい。。。

「とりあえず蛇口捻っておいてしばらく放置!」

そう言われ半信半疑でその通りにしていると、、、


出た!!!


少しするとしっかりお湯に変わり一安心でした。




寒い地域に住んでいる人からすると当然の知識だそうですが、冬場はあまりに気温が下がると

「給湯器の配管に貯まっている水が凍ってしまう」

らしい。

解決方法は

「凍った水を溶かすしかない」

とのこと。

先述の「ほっときゃ直るよ」は

「自然解凍するまで待とう」

という意味なんですな。

急いでいる時はお湯を沸かしてダイレクトに配管にぶっかけるなんてこともあるらしいですが、あまりに温度差が激しいと破裂やら何やらの危険性をはらむので、やるなら40度くらいまでの優しいお湯をかけた方が良いかと。

しかし原因が解ったとはいえ、朝イチ急いでいる時にお湯が出ないのは何回遭遇しても慣れませんね。

スケジュール的に朝イチ待ってられないような時は前日の内にシャワっておくか、もしくは

「極々少量の水を流しっぱなしにしておく」

のが効果的だとか。

要は凍らないように水の流れを動かしておくという感じ。

まあ精神衛生上はあんまり宜しくないけれども、朝お湯が出ないよりはいいかな。

あとは配管周りには本来保温材が巻かれているんだけども、古い我が家の配管はほぼむき出し状態。

これはこれでDIYで何とかしよう。

というわけで、

「冬場に水は出るけどお湯は出ない」

時の対処法は

「ひたすら待つかぬるま湯を給湯器配管にぶっかける」

でした。

水も出ないような時はもはや故障だと思われるので、下手に触らず業者さんを呼びましょう。

さあお湯を沸かすかな。。。

ではではまた。





自宅の作業用デスクトップPCを新しく組み直した時のお話。

動画編集やエンコードに限界を感じ、比較的新しめのCPUに変更しようと色々変えていったら結局ほぼ全取っ替えになったあるあるネタのあと。

無事にOSも入れ終えて、さあ諸々のソフトたちをぶちこむぞ!と勇んで作業してチェックしていたところ、、、

「あれ?音がLにしか送れない?」

使用しているオーディオインターフェースは音響仕事用ではなく通常作業用の古いやつ。

・サウンドブラスターLX
・UFO202

の2つ。

一つはPC用、もう一つはスマホへ送る用で使っている。

音質云々は置いといて、どちらも小さくて軽いバスパワー駆動のお手軽インターフェース。

おすすめはUFO202かな。

どちらも古いタイプなので基本的にメーカーサポートのドライバはWindows10には非対応なので、OS標準のサウンドドライバで動かしてきた。

人によってはASIO4ALLなんかをあてる場合もあるけども、個人的な使用方法に問題なければ汎用オーディオドライバで充分だと思う。

要は録音と再生だけできればいい的なことね。

ちなみにステレオミキサー機能で配信やりたい!という人にはオススメ出来ないです。

ムリ。


さて、無事に音も出るしめでたしめでたしといくはずが、先述の通り録音の際に音がLのみに送られている問題発生。

再生は問題なくステレオ再生できる。

環境としては

アナログミキサーに【マイク×1・他のPCからのライン×2】入力して、それをまとめて2チャンネル(LR)でインターフェースに送るだけの簡単仕様。

何も迷うところなどないお手軽配線なのに、何故かRだけ送れない。

ソフト側の設定なのか、オーディオインターフェースのドライバ問題なのか。

はい。

もう解る人は解りましたね。

何かトラブルがあった時は基本的に簡単且つ基本的なところから確認していくのが鉄則なんだけど今回わたくし、、、

先入観でソフトかオーディオインターフェースだろう

と最初からそこばっかり弄くってました!

結果から言うとソフトもインターフェースもなーんも関係なし!

ただのケーブル不良でした!

ではここでわたしが何をやったか箇条書きでお届けしましょう。


音がステレオで送れないぞ?



オーディオインターフェースのドライバを色々と変更してみる



録音ソフト、配信ソフトの設定を色々と変更してみる



Google先生にお伺いをたてて、それらしい内容のモノは全部試す



ミキサーを変更してみる(ここでケーブルを使い回さずに変更していれば、、、)



夜中だったのでイラついて怒りのOSクリーンインストール!



何も変わらず絶望



抜け殻のように「そうだ。こういう時は一から愚直に見ていくんだ、、、」と配線を一本ずつ確認し始める



あれ?ミキサーのアウトはどちらからも出力してるな?



Rのケーブル刺すと反応なし、、、これは、、、



ケーブル交換



普通に出ますけど?



・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・



お前かい。

こんだけ色々弄くって、OSまで入れ直してお前かい。

そうそうケーブルなんて壊れんぞ!

いやまあ、後から思えばいくらでも気付くチャンスあったけども。

そもそも最初に確認しろやという声も聞こえますけども。

夜中のテンションとはそんなもんです。

直った時の安堵と己への哀しみはなかなかのものでした。

というわけで、オーディオインターフェースで片方にしか信号がいかなくてお悩みのそこのアナタ。

まずは基本に立ち返ってケーブルからチェックしましょう!

基本大事。

時間の無駄、、、ではなかったかな。

改めて基本の大切さとケーブルを過信しないこと、予備の重要性など再認識できたからね。

さあ次は映像の出ないディスプレイポート問題だ、、、

頑張ろう。


読んで頂いてありがとうございました。

ではではまた。

久しぶりに自主的な観劇。

石山さんの創る世界にはもともと興味もあったので割りと楽しみにしていた。

結果として観に行って良かったなという感じ。

音響さんの細かさも参考になったし、土方さんにも会えたし、芝居そのものも楽しく観れた。

懸念していた咳も万全ゴリゴリ対策した甲斐あって一度も出さず。

いえい。頑張った俺。

公演中につき、ネタバレは出来ないのでふんわりした感想ラジオは以下より。

#Radiotalk #KYラジオ ~It's My Life @yuduki_sns https://radiotalk.jp/talk/702967

https://radiotalk.jp/talk/702967

観劇すると普段仕事していて見落としていることにも気付けるよね。

制作さんが如何に大事な要素かとか、団体さんがお客さんをどう捉えているかとかも解るもんで。

どんなに面白い作品でもお尻は痛くなるなぁとか

2時間超えるとやっぱりしんどいとか

そこを踏まえた演出のメリハリなのかなぁとか

お客さん同士の思いやりも必要不可欠だなぁとか

場内整理の方がものすごく蚊のなくようなか細い声だと逆に心配になるとか

最終的には面白かったら何でもいいかと思ったりとか

つまり面白くなかったらやべぇじゃんとか

詰まるところ

お客さんありがとうの気持ちは大前提で必須なんだなぁと再確認したって話です。

興味ある方は観に行っても良い作品だと思います。

演劇関係者はオープニングシーンでまあまあ思うところあると思います。

ではではまた。

初めて音響オペレート(舞台本番で実際にミキサーや再生機を操作して音を出す)をやった時を思い出している。

場所は今は無き「池袋小劇場」。

客席100弱、桟敷席のみのレトロな小屋だった記憶。

機材は借り物の再生用MDデッキとサンプラーSP-303、小屋のミキサーとスピーカーbose101×2。

間口だけ広くて天井は低かったような気がする。

そして隣は風俗店が多数入っているビル。

何というか、、、退廃的な感じだった。

初めての音響オペは本気でプルプル震えていた。

怖かったのだ。

ボタンを押したらもう取り返しがつかない音という武器が怖かった。

役者の時は緊張はすれど怖いとは思わなかった。

舞台上に出ていけばもうあとはやるだけだ!

みたいな感じ。

でも音響の時はやるだけだ!とはならずに

「まじでやるの?」 

みたいな。

全然感覚が違ってたなぁ。

間違った音を出したらもう終わりっていう恐怖と想像だけが己を支配していた。

そんな初オペ。

芝居を見て合わせるとか空気読むとかの次元ではなかったと思う。

そんな頃を思い出した今。

またオペってきます。

確認よーし!

いってきまーす!

オトナになったなぁと思う瞬間ってあるよね。

実際はコドモのままなんだけど。

とある事件?が起きて思わず笑ってしまった。

ケーブル切断。

今まで断線はあっても切断は初めて。

キレイな切断面を見て頭の中に火曜サスペンスのテーマが流れたよ。

「見てください。これは鋭利な刃物で切られています。」

「現場の状況は?」

「これは推測ですがおそらく、、、」

etc...etc...

まあ結果的に間に合ったから何でもいいんだ。

結局はそこだけ。

お客さんにいいものを届けられるように最善を。

いいんだったら書かなきゃいいじゃんって?

だって面白かったんだもん。

「オイオーイ(笑)」

って声に出ちゃったくらい。

ネタとしては引き出しにインさ。

そして自身の至らなさにも目を向けるいいきっかけ。

自分にとって当たり前になっていることでも知らない人は知らない。

そんな当たり前のことを今一度。

ではではまた。


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